神と仏が一体になって生まれて育つ家相

神と仏が一体になって生まれて育つ家相

神を代表すれば

誰もが伊勢神宮を思い浮かべるでしょう。皇室の先祖神でもある天照大御神が祀られています。太陽を神格化した女神であり、日本国民の総氏神ともされています。天皇は天照大御神の直系の子孫とされますが、 そんな伊勢神宮には、心御柱といい、床下中央部分に柱があります。神は、「木や柱を依り代」とするためです。

そして我々はその柱に心を向け、感謝し、願いを込めています。また拍手を打ち、願いを込めるでしょう。

伊勢 五十鈴川

仏を代表すればどうでしょうか

金剛證寺の奥の院

仏を代表すればどうでしょうか

ご自分のご先祖のお墓であったり、お好きなお寺であったり、人はさまざまだと思います。

石碑や仏像に、蝋燭を立て、線香をあげ、手を合わせて合掌をする。日本人が日々接する神と仏は、お参りの所作も、向き合い方も大きく違います。

家相が生まれた平安時代、この「神と仏が一体」となって祭りごとを行っていました。これを「神仏習合」と言います。弘法大師、空海が強く推し進めた思想です。多くの日本人は、これを知らない方も増えております。明治維新で神仏は分離されましたが、江戸時代まで、日本の皇室には仏教も深く関わっていました。

上の写真は、伊勢の金剛證寺の奥の院の写真です。江戸時代、伊勢参りが盛んでした。犬まで伊勢参りをする時代。「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば片参り」と言われ、伊勢神宮と一緒に朝熊山の金剛證寺を参拝するのが習わしでした。寺では仏事に用いられるのは(しきみ)ではなく神事に使われる(さかき)が供えられる、全国でも珍しいお寺なのです。

そのような環境で生まれて育ったのが家相です。神側から家相を研究するか、仏側から家相を研究するか、家相はとても面白い世界だと申しておきましょう。

家相研究会