家相ゾーニング

まず始めに、「ゾーニング」という言葉をご説明いたしましょう。このサイトをご覧の方は、家づくりを計画中であったり、建築家やハウスメーカーをお探し中の方が多いことと思います。その方たちにこそ、「ゾーニング」という言葉をよく知っていただきたいのです。

ゾーニングとは、大まかに部屋の位置を決めること。東南のここにはリビングがほしい、ここには玄関を配置しよう、子供部屋はここにしようかなど、部屋を簡単に○で表し、領域を決める作業です。

家づくりでは、まずこのゾーニングをしっかり行ってほしいのです。最近は家づくりのパソコンソフトも普及し、それを使えばプロでなくても、簡単に間取り図面や3D図面が描けてしまいます。今さらゾーニングなんてと思われるかもしれませんが、子供の落書きにも見えてしまうこのゾーニングの作業こそが、大吉の住まいをつくる秘訣でもあるのです。



ゾーニングでは、いろいろなパターンを想像することができます。昔から、「家は3度建てないと満足したものはつくれない」といわれますね。私自身も経験がありますが、家づくりには毎回、何らかの後悔や失敗があります。「3度」というのも同じ場所に建てたらであって、毎回違う場所に建てるのであれば、後悔や失敗もその都度あることでしょう。

つまり、それだけ家づくりは難しいものと考えていただきたいのです。そして、少しでも後悔や失敗を少なくするため、ここにリビングをつくったらどんなメリットがあるか、玄関がこの位置だと、どんなことがデメリットになるかなど、その部屋をその場所につくることの吉と凶(良し悪し)を、家族みなさんで話し合ってほしいのです。

この話し合いの時間をつくればつくるほど、また、多くのパターンを考えれば考えるほど、吉の住まいを実現できるといってもよいでしょう。みんなが意見を出し、いろいろなパターンを考えておけば、それだけ後悔も失敗も少なくなるはずです。ゾーニングの大切さはここにあるのです。

では、実際にゾーニングを行うときのポイントをお話しましょう。まず、押入れなどの収納は除外してしまいましょう。廊下や階段もなしにして、玄関、キッチン、ダイニング、リビング、和室、お風呂、トイレとこんな程度でよいのです。そして、それらの配置をいく通りも描いてみましょう。そうするうちに、自ずと家族の生活シーンが見えてくるはずです。そして、最終的にできあがったゾーニング案を、設計図面にしていけばよいのです。

ここでひとつ、大切なお話をしておきましょう。家相上「大吉」のプランは、どのように描けばよいと思われますか。家相の鑑定士に描いてもらえばよいのか、家相の知識もある設計士に描いてもらうのがよいのか? 家相研究家の私の答えは、どちらも「NO」です。

家相がよいプランだといわれても、第3者が決めたプランは大吉にはなりません。住まいづくりの主役は施主。主役であるみなさんがゾーニングを検討する。そして、プロの力とともに、その良し悪しを吟味しながら具現化していく。こういった段階をきちんと踏んだ住まいこそが、吉の住まいとなるのです。

私のところにお越しになる方は、家相や鬼門の心配でおみえになる方ばかりではありません。住宅メーカーや建築家にプランを委ねすぎてしまい、その結果のプランニングに疑問を感じて相談にみえる方も多いのです。せっかくの家づくりですから、後悔や失敗をしないためにも、「ゾーニング」をぜひ実行してみてくださいね。

小池康壽の家相学では、「大吉の住まいは、ゾーニングが肝となり。家族みなが主役であること忘れずに、主役こそがさまざま考えるべし。そして生まれたプランこそ、家族にとって大吉のプランなり」と申し上げておきます。